幼なじみ攻略法-愛しの先輩様へ、罰ゲームに便乗して-
だから
彼女の気持ちが変わるのを
恐れてものすごい勢いで
あう日取りを
決定していったのだった。
その速さといったら
多分右にでるものも
出ようとするものも
いないだろう。
自分の才能に感謝しながら
彼は彼女に
最終確認を行っていた。
「-…・・じゃあ明日の
放課後、4時過ぎに校門で
待ち合わせしましょう。
ねっ??」
「う、うん。」
ねっ??
っていうのは
彼お得意の念押しだった。
彼にそれをされると
ほとんどの女子は
NOと言わないのだった。
彼女も例外ではないことに
ホッとしていると
「那都君て外見どんなぁ??」
なんてかなり
砕けた物言いで
質問がやってきた。
年下だと理解したらしい。