幼なじみ攻略法-愛しの先輩様へ、罰ゲームに便乗して-

といってもいくらも
しないほどだったのだが。


嘉弥先輩意味わかんない。


そう反抗してみるも、
怒られて当然かと思う
彼がいた。


あの時彼女は涙を流してこそ
なかったが、酷く傷ついた
顔をしていた。
その顔にさせたのは
他の誰でもない彼。


でもまだ彼はこのまま
引きさがれなかった。


まだ彼は誤解されたまま
だったし何より...


まだ告ってない。


その事実が彼を動かしていた。

深くため息をついて
当てもないまま捜索を
開始しようとしたとき
握りしめたままの
携帯がなった。

電話ではなくメール。
それも相手は、

...嘉弥先輩。


急いでメールを開いた。