幼なじみ攻略法-愛しの先輩様へ、罰ゲームに便乗して-
彼の方は満足だったが
彼女の方はまだ
解決しきっていないらしく、
聞いて良い??
なんて上目遣いをしてきた。
これ好きな女の子にされて
断る奴いんの??
つまり当然彼の答えは
YESしかないのだった。
「那都君
嘉弥のこと知ってるの..??」
え。そこ??
あまりの意外な質問に
拍子抜けする。
彼は満足はしていたが
不安がまだ頭の中に
滞在していたから、
まだ信じてない
とか、
気持ちが変わった
とか言われるのかと
思っていたのだ。
だから答えるまでに間が
あいてしまった。
「....あれ、
きいてないですか??」
「何も。」