幼なじみ攻略法-愛しの先輩様へ、罰ゲームに便乗して-


そして滅多に聞かない
学校での沙智先輩の
爆笑する声が廊下に
響きわたった。

散々笑った後、
沙智先輩はこう言いった。


「ありがたいお言葉やるよ。」


「いりません。」


「あのな、そういう時は
両手で荷物持て。」


この人って人の言うこと
聞いたりするのかな...


なんていう素朴な疑問は
スルーされ言葉は続いた。


「俺そうしてたから。」




そういってその場を
立ち去る沙智先輩。





その日の帰り、
俺がどうやって荷物を
持って帰ったか、
それはご想像にお任せします。





おわり。
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