アリス in wonderland
うん、アタシのせいで、亮くんが責められるなんて納得がいかない。
八つ当たりってヤツだ!
って、熱くなってたら、アタシの言葉に亮くんが優しく微笑むから・・
ドキドキする。
一歩一歩近づいてくる彼に
アタシの目の前まできて、すっと手を伸ばしてくる彼に
アタシは、金縛りにでもあったみたいに動けなくて。
彼の手が、優しくアタシの頬に触れる。
見つめあったまま、その色素の薄い瞳に、魂とか吸い込まれそうだよ・・・
「ありがと。そう言ってくれて、すっごく嬉しいよ。でも、オレ、つかさと約束したんだ。結衣ちゃんに近づくなら、何があっても守るって。」
えっ・・?