アリス in wonderland


「・・・そんな目で、見つめないでくれるかな。気持ち、抑えらんなくなる。」


「へっ?」


いきなりそんな事言われて、聞き返してはみたものの

しっかり聞こえていたアタシは、耳まで顔が赤くなっていく。


そんなアタシを見て、イタズラっぽく笑う彼。

「か、からかったの!?」

恥ずかしさに、アタシは亮くんの胸あたりを叩く。

「ははっ。ゴメン。でもホントの事だから☆今度そんな顔で見つめられたら、キスぐらいはしちゃうかも。」

「なっ!///」

恥ずかしさに、アタシはパッと亮くんから離れる。


「もうっ。すぐそーやってふざけるんだから。知らないっ!」


そうちょっと怒って家に入ろうとしたら。

亮くんに手首を掴まれて。


またドキっとしてしまう。


亮くんといると、心臓に悪い。

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