アリス in wonderland


いきなり宇佐美セン…じゃなくて亮クンの顔が近くにあって、声をかけられたもんだから、あたしは少しのけぞってみせる。

「…そんな避けられるなんて、傷つくなぁ。」

亮クンはもういつもの陽気な彼に戻ってた。

「ごめん、だって顔近いんだもん。びっくりするから。」

「まぁとりあえず次の茶会までは時間あるし、ゆっくりやってこ♪ってか、この曲…宇佐美ってマジわかりやすっ(笑)」

勇太クンがそう言って笑う。

「…うるせーよ。」

亮クンが少し照れながらそう言った。

「でも、いい曲だよ。」

翔クンが呟くように言う。

ってか、やっぱみんなレベルが違う…

楽譜見るだけで曲が分かっちゃったりとか、亮クンに関しては曲まで作っちゃうなんてっ!!


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