アリス in wonderland
「テッペイっ!?」
あの告白から、初めて顔を合わすあたし達。
今の話を聞かれてなかったかと、あたしはびっくりして、慌てる。
そんなあたしを見て、テッペイは気まづそうに頭をかく。
「じゃ、あたし先行ってるから!またね、テッペイ君。」
「えぇ!?ちょ、美咲っ!!」
あたしはそう言って、先に行こうとする美咲についてこうとしたんだけど
テッペイに腕をつかまれた。
ドキンッ
前なら、何とも思わなかった事が、今はドキドキしてしまう。
手が触れただけなのに…
「…ごめん。あのさ、出来るだけ、普通に出来ないかな。」
「え?」