アリス in wonderland

「いや、お前とはさ、ずっと幼なじみとしてやってきたわけで。こんなコトで気まづくなりたくないってゆーか。あの日言ったことは、ウソじゃねーけど、なかったことにしてほしいっつーか…って、なかったコトになんて、出来ねーだろーけどさ。その、今まで通りでいてほしいんだ。」


「…うん。分かった。」


そう言うと、テッペイが安心したように笑った。


また胸が、ドキドキ言う。


「…じゃ。また後で」

そう言うと、テッペイは自分の教室へと入って行った。



あたしは、どうしてこんなにドキドキしてるの?



ねぇ、コレはテッペイの事が好きってコトなの?





でもね、なぜだか、


恋人としてテッペイの隣にいるあたしが

想像出来ないんだ。





目を閉じて、


どうしても、思い浮かぶのは



・・・




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