翔の生きる道 ~第4章~
嵐士:『翔ちゃん、ほな行こか‥‥‥。』
俺は翔の手をとり、最後の花道を歩き始めた。
障害を持つ児童たちの手で作ったアーチ‥‥‥
素晴らしいよな‥‥‥
素敵やわな‥‥‥
大人みたいに汚れてないもんな‥‥
それを知る事が出来て、そのアーチをくぐる事が出来て‥‥‥
ほんまに心が洗われるような気がした‥‥。
そして全てのアーチをくぐりぬけて‥‥
俺と翔は車に乗り込み‥‥‥
職員と児童達に見送られながら‥‥‥
一年間お世話になった施設を後にした‥‥‥。