この想いは・・・。
あたしが宏太と両思いじゃないと分かったのは宏太と付き合ってから1年が経った時だった。
・・・―――――――――きっかけは宏太の電話に着信が掛かったことだ。
♪~~♪♪~♪~~♪~
「宏太?電話鳴ってるよ?」
いつもはあたしの前でも普通に電話に出るのに宏太は、ただ画面を見ていて電話には出ない。
「宏太?早く出なよ」
「あ、あぁ・・・」
今思えば、宏太はその時に電話に出るのを躊躇っていた。
いつもの宏太じゃないって分かってたら・・・。
電話に出ないでって言えば・・・。
何か変わってた?
ピッ
宏太はボタンを押して電話に出た。