この想いは・・・。
「あたしはずっとここにいるわ」
あたしはずっと宏太と一緒。
なにがあっても宏太と一緒。
あたしは宏太が死んでも永遠に宏太だけを愛する。
あの日、佐藤さんに宏太が言ってくれたように・・・
《は?愛子が最低な奴?何アホなこと抜かしてんだよ。
愛子はな誰よりも優しくて誰にでも愛情をあげられる世界一良い女なんだよ。
たかがちょっと愛子にお見合いをしてもらった馬鹿が愛子を侮辱するな。
お前が何と言おうと田崎愛子は誰よりも良い女だ》
あたしを誰よりも大事にしてくれた宏太。
この世から消えるまであたしを愛してくれた宏太。
「・・・分かったよ。でも、あたしたちもお母さんが大切だから度々来るから、もう泣かないで」
久しぶりに夏歩に抱き着かれた。
「・・・うん」