バレンタインのキセキ。
*恋愛 始まりの場所
「おはよ〜」
「はよ〜」
4月───…
あたしは、今日からこの学校に転校してきた、
天宮 真李奈(アマミヤマリナ)
13歳。
オレンジ色の金髪に近い髪にストパー、
スカート膝上15センチ、
メイクばっちり!(厚化粧ではない)
お母さん達からは、
「そんな格好で?」
って口々に言われたけど…
普通じゃん!
今時優等生みたいな格好なんて、やってらんない!
転校初日からはどうかと一瞬考えたけどね。
まあ大丈夫大丈夫。
そして、今転校生の通常パターン、先生が「入ってこい」って言うまで廊下で待たされるパターン。
で、数秒後その時がきて、
あたしは教室に入った。
なんともまぁ、ザワザワしているクラス。
てか皆あたしみたいな格好の子達ばっかじゃん!
そう考えていると、自己紹介をするタイミングになった。
えっと…、
『天宮真李奈です!よろしくお願いします!』
かるーい自己紹介を終えると、拍手が返ってきて、そのまま先生に指定された席へと着いた。