バレンタインのキセキ。
「真李奈って、運がいいのか悪いのか分かんないよね〜」
「確かに」
2人は授業が終わるなり笑いながら駆け寄ってきた。
『うー』
そんな二人に、あたしは顎を机につけ、唸る。
二人が言ってる事が正しいから言い返しようがない…
と、そんな中あたし達三人の会話に男子二人が交ざってきた。
「真李奈ちゃん、だよね?オレは滝沢浬(タキザワカイリ)!よろしくな!」
「オレは河村幸(カワムラユキ)!」
わぁ〜、
かっこいい×可愛い!
『うん、よろしくね♪』
「こいつらとあと竜くんとあたしたちで仲間みたいなもんなんだよね。だから真李奈も今日から仲間だよ〜!」
愛里菜、うれしいこと言ってくれる。
ていうか丘崎くんと仲いいんだ♪
「おぅ、てか今日ゲーセン行かねぇ?」
浬が独り言提案をし、その提案に対し実咲が
「誰に言ってんの」
とつっこむ。
ぷ
なんかおもしろい☆
「あぅ…、オレと幸と竜と実咲と愛里菜ちゃんと真李奈ちゃん」
ヘコんだ?と思ったのは一瞬で、後からすぐハイテンションへ。
立ち直りはえーな。
まぁ、ヘコんだのは
冗談半分だと思うけど…
なんだかんだで、放課後は6人でゲーセンに行く事になった。