俺様先生と秘密の授業【完全版】
でも。
……水を飲んだら、吐きそうで。
それに、熱に疲れて、せっかく兄貴が用意してくれたお薬が、飲めなかった。
どうしても、薬が飲めないあたしに。
直斗のキレイな顔が、近づいた。
……も……もしかして、キスして、薬を喉に押し込む……なんて、しないよね?
ファーストキスなんですけど!
さすがに……いくらなんでも、こんな。
どさくさ紛れ、なんて嫌なんですけど……!
思わず、身を引いた、あたしを見て兄貴も言った。
「おい、何をしてるんだよ?
ま……まさか。
愛莉が薬を飲めないからって口づけるなんてことは……」
そう、焦って言う兄貴に、直斗は、軽く睨んだ。
「背に腹は変えられねぇだろ?
さすがに、今は、薬を飲まないとマズイ。
愛莉が大事なら、俊介は、邪魔すんなよ?」
……って、直斗、近づいてくるし!!
えっ!
ウソ!
本当に……マジ!?
やだ、待って……!
飲み込めない薬を口に含んだまま。
あたし、手で直斗押したのに、止まらないし……!
きゃ~~
イヤ~~
ウソ~~っ!
……水を飲んだら、吐きそうで。
それに、熱に疲れて、せっかく兄貴が用意してくれたお薬が、飲めなかった。
どうしても、薬が飲めないあたしに。
直斗のキレイな顔が、近づいた。
……も……もしかして、キスして、薬を喉に押し込む……なんて、しないよね?
ファーストキスなんですけど!
さすがに……いくらなんでも、こんな。
どさくさ紛れ、なんて嫌なんですけど……!
思わず、身を引いた、あたしを見て兄貴も言った。
「おい、何をしてるんだよ?
ま……まさか。
愛莉が薬を飲めないからって口づけるなんてことは……」
そう、焦って言う兄貴に、直斗は、軽く睨んだ。
「背に腹は変えられねぇだろ?
さすがに、今は、薬を飲まないとマズイ。
愛莉が大事なら、俊介は、邪魔すんなよ?」
……って、直斗、近づいてくるし!!
えっ!
ウソ!
本当に……マジ!?
やだ、待って……!
飲み込めない薬を口に含んだまま。
あたし、手で直斗押したのに、止まらないし……!
きゃ~~
イヤ~~
ウソ~~っ!