俺様先生と秘密の授業【完全版】
「……え?」
「そもそも、赤ちゃんってどうやって出来るか知ってるか?
俺は、授業で教えたはずなのに、どいつもこいつも軽く見やがって。
避妊だけしておけばいい?
ふざけんな。
コンドームでの避妊率は九十%だって言ってても。
実は、正しく使っても十回に一回はヤバいってことだ。
相手がどんなに好きでも、それだけで。
何の覚悟もなくヤりゃイイってもんじゃない」
言って、直斗は、タバコの火を押しつけるように消した。
「セックスをするからオトナになるんじゃねぇ。
それは、ガキの遊びじゃ済まないほど、責任あるコトだから。
『オトナの象徴』っていうヤツなんだろ?
そこを、間違えんじゃねぇぜ?」
「……」
「俊介は、かなり前から愛莉のコトを好きで。
……でも、言いだせなくて、ずっと悩んでた。
岸には、岸で『事情』がある。
もし愛莉に迫ったんだとしたら、焦ったんだろうな。
どっちもお前に真剣で、本気なのは俺が保証する」
……けれども。
二人とも、自分の感情を優先して先走りすぎて。
本当に愛莉自身のコトを考えられるほど、余裕が無いんだ、と。
直斗は、ため息をついた。
「そもそも、赤ちゃんってどうやって出来るか知ってるか?
俺は、授業で教えたはずなのに、どいつもこいつも軽く見やがって。
避妊だけしておけばいい?
ふざけんな。
コンドームでの避妊率は九十%だって言ってても。
実は、正しく使っても十回に一回はヤバいってことだ。
相手がどんなに好きでも、それだけで。
何の覚悟もなくヤりゃイイってもんじゃない」
言って、直斗は、タバコの火を押しつけるように消した。
「セックスをするからオトナになるんじゃねぇ。
それは、ガキの遊びじゃ済まないほど、責任あるコトだから。
『オトナの象徴』っていうヤツなんだろ?
そこを、間違えんじゃねぇぜ?」
「……」
「俊介は、かなり前から愛莉のコトを好きで。
……でも、言いだせなくて、ずっと悩んでた。
岸には、岸で『事情』がある。
もし愛莉に迫ったんだとしたら、焦ったんだろうな。
どっちもお前に真剣で、本気なのは俺が保証する」
……けれども。
二人とも、自分の感情を優先して先走りすぎて。
本当に愛莉自身のコトを考えられるほど、余裕が無いんだ、と。
直斗は、ため息をついた。