俺様先生と秘密の授業【完全版】
「女の子が、大きなサイズの上着を着ると、可愛いから。
オレが、愛莉に自分の上着を着せたかったのに」
ちょっと上目使いの兄貴の言葉に、吉住さんは、慌てて、あたしから飛び離れた。
「す、すみません!
しかし……!」
「しかも。
オレは愛莉に付き添って病院に行くから。
単車をお前に任せるつもりだった」
「大総長の単車に、乗っていいんですか!?
それは、嬉しいです……!」
「だが。
オレの単車は、沈黙の狼のトップ4以上のヤツ以外、誰にも触らせねぇのは、知ってるな?
なのに、お前。
トップ4の証(あかし)の上着を脱いで、どうするよ?」
「あ……」
そこのところは、考えてなかったらしい。
吉住さんの困った声に、兄貴は『莫迦』と笑うと、自分の上着を改めて脱ぎだした。
「部外者は、ともかく。
トップ4が、一時的にオレの上着を着る分には。
誰も文句をつけないんだろ?」
「そうですが、まさか……!」
戸惑っている吉住さんに、兄貴は、自分の上着を投げつけると言った。
「2、3日、単車と一緒にお前が、使っとけ。
オレは、愛莉がちゃんと大丈夫だって判るまで、走らないから」
オレが、愛莉に自分の上着を着せたかったのに」
ちょっと上目使いの兄貴の言葉に、吉住さんは、慌てて、あたしから飛び離れた。
「す、すみません!
しかし……!」
「しかも。
オレは愛莉に付き添って病院に行くから。
単車をお前に任せるつもりだった」
「大総長の単車に、乗っていいんですか!?
それは、嬉しいです……!」
「だが。
オレの単車は、沈黙の狼のトップ4以上のヤツ以外、誰にも触らせねぇのは、知ってるな?
なのに、お前。
トップ4の証(あかし)の上着を脱いで、どうするよ?」
「あ……」
そこのところは、考えてなかったらしい。
吉住さんの困った声に、兄貴は『莫迦』と笑うと、自分の上着を改めて脱ぎだした。
「部外者は、ともかく。
トップ4が、一時的にオレの上着を着る分には。
誰も文句をつけないんだろ?」
「そうですが、まさか……!」
戸惑っている吉住さんに、兄貴は、自分の上着を投げつけると言った。
「2、3日、単車と一緒にお前が、使っとけ。
オレは、愛莉がちゃんと大丈夫だって判るまで、走らないから」