空からの願い

第2話 なんか違う

あれから数日が過ぎ、いつもと変わらない生活を送っていた。
今日は夏休み前のテスト期間。午前までなのでテストが終わると私と和美はいつものカフェのカウンターで話をしていた。


和美「ヤバイ…。夏休み補習とか勘弁だよ。」

麻沙「だから言ったのに。」

和美「あぁ~、やっぱり麻沙の言うコト聞いてればよかった。」

寿人「な~に?どした?」


前から声をかけてきたのはこのカフェの店長で片桐寿人。名前の如く毎日がオメデタイ人で沈んだ顔を見たことがないぐらい明るい人。
< 12 / 43 >

この作品をシェア

pagetop