空からの願い
あたしは店から全力疾走で走っていた。和美も置いて来てしまったしどうしようと思っていたら、誰かに腕を掴まれた。


麻沙「!?」


後ろをみると、日向が息も切らさず鋭い目つきであたしを見ていた。


麻沙「なんか用?」

日向「何で逃げる?」

麻沙「関係ないでしょ?」

日向「どうしてこっちを見ない?」

麻沙「…顔も見たくないから。」


あたしがそう言うと日向は掴んでいたあたしの腕を離した。
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