空からの願い
麻沙「…っ。期待なんてしないって……自分に…っ言い聞かせてた。でも…っ……やっぱり期待してた。……部屋出るときは一緒に連れていってくれるって……。」

蓮「あぁ……。」

麻沙「でもやっぱり置いていかれちゃった。私って生まれてよかったのかな。」

蓮「お前が生きてるのには意味がちゃんとあるんだ。」

麻沙「でも…。」

蓮「俺は仲間の為に今生きる。だからお前も仲間の為に生きろ。」

麻沙「な…かま…。」


蓮の言葉にイマイチピンと来なかったが、次の言葉で頷いてしまった。


蓮「俺はお前の為に生きる。だからお前は俺の為に生きろ。簡単だろ?隣にいれば良い。隣で笑ってれば良い。」


その言葉の意味をまだ私は理解してなかった。
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