~Lite~
真剣な表情で止めようとする。勿論ここでやめるつもりなんて無い。

「俺達はもう決めたんだ。絶対に行く。止められるものか」
「そうか…じゃあ、俺も同行することにする。宜しくな」

ウェイトが力強くいい放った。その結果頼りになる人が仲間に加わった。

(この人のこと、なんて呼ぼうか?ん~、ジンさん。いや駄目だ。ジン先生これで決まり)

心の中でなんて呼ぼうか決めた。

「ジン先生。僕達に魔法を教えてくれませんか?僕達はまだ小学校を卒業したばかりです。知らない事が多いです」

俺は必死の思いで先生に頼んだ。軍のリーダーだから知らない事は無いはず。

「あぁ、最初からそのつもりだ。早く森を抜けるぞ。近くに宿がある。そこに今日は一泊だ」

俺達は急いで森を抜けた。

宿に着いてから思い出したんだが、あの敵…先生にやられて、忘れてた。俺は敵が心配になってしまった。
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