~Lite~
「ライト…悪く思うな。お前の為だ。」

俺は気絶し身動き出来ない状況だ。

「雷の神よ。我に大いなる力を与え、友に我の力を与えよ。マジックギブ!!」

ビリビリ……。ドガーン!

「これは…」

ん、どうやら意識が戻ったようだ。今までと変わり無い感じだ。魔法が使えるのか??

「レイ…。で、どうなんだ?」

レイはうつむいて話しにくそうに、している。だが逆に余計に気になる。

「ライト…お前の体は…魔法を使う事を…拒んでいる。そのせいで、お前は魔法が使え無いんだ…」

拒んでいる?そんな事は無い。俺は魔法が使いたいのに使え無い。絶望に値する。

「じゃあレイ…ありがとう」

家に帰って気を落ち着かせたい。帰り道は、考え事で頭が一杯だった。家に着くと、いつもみたいに母が優しく迎えてくれた。

「父さん。俺はどうしたらいいんだ?力が欲しい!」

父は行方不明だ。父の写真に話し掛けている。俺は決めた。家を出て旅をすると。父を探す為、力が欲しいため、旅をすれば、謎が解ける気がした。
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