STRAWBERRY
[01] 嘘で固められた私
梅雨が明けた7月2日。私は、正確には私たちは、昼食を食べていた。
場所は、学校の自分の席。
(今年は梅雨明け早いな…。てか、もう暑いしっ)
そんなことを思いながら、チラッと、となりを見た。
となりでは、親友の莉羽―――と愛也奈が話している、いつもの見慣れた光景。
「ねーねー、陽菜はどう思う?」
いきなり莉羽に話しかけられた。
「え…、あ、ごめん……聞いてなかったー」
「もぉ!!陽菜ちゃん、ちゃんと聞いてなきゃダメだよぉ♪愛也奈、怒っちゃう!!今度からは気を付けるのだぁ☆」
このウザい喋り方をするのは愛也奈。
毎回の事ながらイライラする。
正直、私は愛也奈がキライだし、話したくもない。
でも、莉羽が愛也奈と仲が良いみたいだし、一応仲良くしてるだけ。
―――所詮、友達なんてそんなモノ。
場所は、学校の自分の席。
(今年は梅雨明け早いな…。てか、もう暑いしっ)
そんなことを思いながら、チラッと、となりを見た。
となりでは、親友の莉羽―――と愛也奈が話している、いつもの見慣れた光景。
「ねーねー、陽菜はどう思う?」
いきなり莉羽に話しかけられた。
「え…、あ、ごめん……聞いてなかったー」
「もぉ!!陽菜ちゃん、ちゃんと聞いてなきゃダメだよぉ♪愛也奈、怒っちゃう!!今度からは気を付けるのだぁ☆」
このウザい喋り方をするのは愛也奈。
毎回の事ながらイライラする。
正直、私は愛也奈がキライだし、話したくもない。
でも、莉羽が愛也奈と仲が良いみたいだし、一応仲良くしてるだけ。
―――所詮、友達なんてそんなモノ。