丘の上より



「…ありがとう。」




健史はアクマから離れる。





「―――私も…、ありがとう。」




その言葉と一緒のアクマの表情は、なんだか切なそうに悲しく笑っていた。







「…たけし…。」





アクマは俺の名を呼ぶ。












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