丘の上より




そう…
健史も安達も生徒会長なのである。





「ほら、遅れるから急ご。」




健史が安達の背中を押した。




「あー、はいはい…。」




安達は背中に加えられた力程度の小走りをした。小さくボソッとした声でいう。




「真面目すぎんだよなぁ、たけしは。」





「…え?」




「んいや、なんでもありませーん!」






そのまま二人は会議室へ足進めた。




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