丘の上より

「…久しぶりに会えたよね。」




健史は少し赤らめながら笑う。





「―――そうですね。心配したんですよ。」





「ごめん、セイカイがあったんだ。」




「セイカイ？」




「あ、セイカイっていうのは――」





二人の他愛ない会話が続く…。




二人とも楽しそうで、その時間が何よりも大切な時間であった。