魔法使い雲ちゃん


「あんま喋んない方が良いよ」

「は?何言ってんだよ」


今だにクラスの中は賑やかで、ギャーギャー言ってるけど…



「視線…こっち見てる人が居る。那津、変人になるよ?」


あたしが笑いながら言うと、那津は辺りを見回した。



“誰が見てんだよ”

そう、那津はノートに書いてシャープペンシルで指して来た。



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