魔法使い雲ちゃん


「あの人に逢いたい…かな」

「お父さんに!?」

「でも、良いわ。思い出だけで、って思い出あんまねぇけど」

そう言って那津は苦笑いした。

前の那津より表情が少しだけ明るくなった気がした。



ドキン―


何これ…?



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