そらからのてがみ
第一章 冬
中学三年の冬

僕に彼女ができました

小さな背をした
小さな女の子

小さいくせに
大きな瞳をした
笑顔のかわいい
女の子

僕が告白した時
君が一番はじめにした顔は

少し驚いた顔だった

そして

嬉しそうに
一度だけ
頷いてくれた

その大きな瞳に

少しだけの
涙を浮かべながら
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