17ぱれっと、
「じゃあ右回りで行こっか!はい、歩どうぞ~」
「え、いきなり?大崎歩です、クラスは蒼以と早瀬くんと同じで2年2組。身長162で血液型はO型。・・・これでいい?」
「うん!じゃあ次は旬斗」
自分の番が回ってくるや否や咳払いをして何故かニヤリ、と笑う。
「五月旬斗、5月5日生まれで特技はバスケ!彼女は今まで居ません!よろしく~」
「はい、五月旬斗。旬斗は見た目チャラいけど優しいよ♪次は和也!」
誰の自己紹介も聞かず、頼と同じく黙々と食べ続けていた和也。
は?俺?とか言ってるけど無言で早くしろ、と命令する。
「えーと、水戸和也。旬斗と頼と同じクラスで柴犬に似てるって言われます」
「それを言うなら醤油顔じゃない?」
「は、おま、うるせーよ!」
そんな会話をしていると姫菜ちゃんの顔もほころぶ。
和也の隣は頼。視線が一気に集まる。
「里匡頼、2年1組」
それだけ言うとまた黙々とパンを食べ続ける。
「頼はこう見えて問題児だよね」
「うん、裏番長的なね」
あたしと歩が話していてもそれでもお構いなしに食べ続ける。
「頭と顔だけはいいんだよ~」
「お前黙れよ」
「じゃあ次は姫菜ちゃん」
飲んでいた野菜ジュースから手を離し、何故か正座をしている。
「佐藤姫菜、12月25日が誕生日です。1年6組です。姫とか姫菜って呼んで貰えると嬉しいです」
「あ、あたし質問していい?そのふわふわな髪の毛は地毛?」
「はい。朝ちょっとセットしてます」
「いーなぁ!あたしなんかさぁ曖昧なくせっ毛だからさ~・・・これから梅雨じゃん?困るんだよね」
完璧なる個人事情にも笑顔で答えてくれる彼女。
「じゃあ私が使ってるスプレーとか教えますね!」
「ほんと!?嬉しい」
そんな女の子な会話をしていると、隣からトントンと肩を叩かれた。
「あおちゃん」
「・・・あ、ごめん忘れてた」
最後の挨拶者、早瀬拓真の存在を。
「え、いきなり?大崎歩です、クラスは蒼以と早瀬くんと同じで2年2組。身長162で血液型はO型。・・・これでいい?」
「うん!じゃあ次は旬斗」
自分の番が回ってくるや否や咳払いをして何故かニヤリ、と笑う。
「五月旬斗、5月5日生まれで特技はバスケ!彼女は今まで居ません!よろしく~」
「はい、五月旬斗。旬斗は見た目チャラいけど優しいよ♪次は和也!」
誰の自己紹介も聞かず、頼と同じく黙々と食べ続けていた和也。
は?俺?とか言ってるけど無言で早くしろ、と命令する。
「えーと、水戸和也。旬斗と頼と同じクラスで柴犬に似てるって言われます」
「それを言うなら醤油顔じゃない?」
「は、おま、うるせーよ!」
そんな会話をしていると姫菜ちゃんの顔もほころぶ。
和也の隣は頼。視線が一気に集まる。
「里匡頼、2年1組」
それだけ言うとまた黙々とパンを食べ続ける。
「頼はこう見えて問題児だよね」
「うん、裏番長的なね」
あたしと歩が話していてもそれでもお構いなしに食べ続ける。
「頭と顔だけはいいんだよ~」
「お前黙れよ」
「じゃあ次は姫菜ちゃん」
飲んでいた野菜ジュースから手を離し、何故か正座をしている。
「佐藤姫菜、12月25日が誕生日です。1年6組です。姫とか姫菜って呼んで貰えると嬉しいです」
「あ、あたし質問していい?そのふわふわな髪の毛は地毛?」
「はい。朝ちょっとセットしてます」
「いーなぁ!あたしなんかさぁ曖昧なくせっ毛だからさ~・・・これから梅雨じゃん?困るんだよね」
完璧なる個人事情にも笑顔で答えてくれる彼女。
「じゃあ私が使ってるスプレーとか教えますね!」
「ほんと!?嬉しい」
そんな女の子な会話をしていると、隣からトントンと肩を叩かれた。
「あおちゃん」
「・・・あ、ごめん忘れてた」
最後の挨拶者、早瀬拓真の存在を。