ありがとうの伝え方
「あ、私、稲垣あきはといいます!」



「「きゃああきは先輩がしゅー先輩と話してる?!」」



まわりのすごい声と自分の心の声が見事に一致する。

あたし、今日ラッキーかも?

っていうか今日、あたしゎ死ぬ運命なのかぁ?!



「そおか。あきは、か。可愛い名前だな。」



え……?

今『可愛い』って言った?

あたしに向かって『か・わ・い・い』って発した?

しかも数秒前!



「カァァァァア///」



「あれ?あきはちゃん顔赤く染まってるよ?大丈夫?」



大丈夫ぢゃないぉぉぉ!

ホントに顔が赤くなってる。。

……あつい、あつい、あつい///



「あ、、ぁ。。」



「え、熱?!おいまじで大丈夫?保健室つれてくわ。」



えぇぇぇぇえ?!

保健室?

そんなとこ、、、無理無理無理ーっ!



「あの、ダイジョ―――」



「あきはちゃんの同クラの子さ、あきはちゃんHR遅れる、って担任の先生に言ってくれる??」



「「「はぁぁぁい!しゅー先輩!!」」」



え、、返事良すぎでしょ、、
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