カラダから始まる恋ってありますか?
どれだけの時間が流れたのか分からない。
ただ、唇から伝わる彼女の唇を感じたくて、何度も角度を変えてキスを繰り返していると
パッパァッ♪と、どこからか車のクラクションの音が鳴り響いて
俺は慌てて彼女の唇から離れた。
「ご、ごめん。こんなところで…俺」
慌てて謝る俺に、顔を真っ赤に染めながら
「う、うぅん。そんな…事ないよ」と恥ずかしそうに呟く彼女。
もう…無理だ…。これ以上我慢なんてできるはずがない。
彼女の手を握りしめて、俺は歩き始めた。