カラダから始まる恋ってありますか?
「俺…このまま愛美ちゃんと別れたくない…」
「あたしも、このまま裕介さんと別れたくない…」
どうしてなんだろう?こんなにも彼のぬくもりを欲しがるなんて…。
さっきまで、触れていた唇が、やけに寂しくて
絡み合う指先が熱くて…。
彼の事をもっと知りたい。
そして、あたしの事をもっと彼に知ってほしい…。
その感情は、会う度に増すばかりで。
自分の理性とか、恥じらいなんて
忘れてしまうほど、彼を欲しがるあたしがいて…。
気づいたら
「あたしの部屋に…来ませんか?」
そう、呟いていた。