カラダから始まる恋ってありますか?

「…うん」


恥じらいながら、答える彼女。


そのまま彼女を抱き上げベッドの上に下ろすと



首筋に唇を這わせ…彼女の服に手をかけた…。



それからの事は、よく覚えていない。


ただ、無我夢中で互いに服を脱ぎ合って



本能のまま彼女を抱いた。



俺は、どこまで彼女に溺れているのだろう?



こんなにも…彼女の全てが欲しくて


彼女の事を知りたくて…



彼女のカラダを貪るように求めて抱く俺に


応えるように、背中にしがみつく彼女の指先の感触と



「ゆう…すけ…さ…ん」



軋むベッドの音と、彼女の俺の名前を呼ぶ甘い声に酔うように


彼女の中に溺れていった…。





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