カラダから始まる恋ってありますか?

「ダメ…?」


ジーと見つめる瞳に、勝てる事もできないまま


「分かった…いいよ」



降参してしまった。


その変わり…お風呂でね。あたしがいいって言うまでも入ってきたらダメだよと


裕介さんに言って、あたしは、シーツをカラダに巻いてベッドから起き上がり


大急ぎでお風呂の用意をしてカラダと髪を洗い




チャポン…と、濃いめのピンクの入浴剤を入れた湯船に浸かった。



これなら、裸は見られない。



あたしなりの、ささやかな抵抗。だった…。




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