カラダから始まる恋ってありますか?


チャポン…とお湯が跳ねる音がして、同時に波打つ水面と共に


ギュッて、後ろから抱きしめられる腕の中に、あたしのカラダは包みこまれた。


「きゃ…!?」

「捕まえた。」


あたしの肩に、ちょこんと乗せられる裕介さんの顔。



首筋にかかる、あたしじゃない濡れた髪から滴り落ちる雫達。



「気持ちいいぃー。こうしているだけで、スゲー幸せ」



あたしの肩に、唇で触れながら呟いた。


「あ…あの…放して…ください」



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