カラダから始まる恋ってありますか?
「もう…やめてくれよ」と呟いて、気づいたら両手でバンとテーブルを叩きつけ立ち上がっていた。
「ど、どうしたの?」
突然の俺の行動に驚きの眼差しを浴びせる2人。
もう限界だよ。これ以上2人の話を聞く事なんて俺にはできない。
「俺…帰るわ。じゃあな」
それだけ言って、ポケットから財布を取り出し自分の分の料金をテーブルの上に置いて、まだ呆然としている2人を残したまま居酒屋を飛び出した。