カラダから始まる恋ってありますか?
「俺さぁ、かなりの勇気出して愛美に告白したんだぞ」
少し頬を赤く染めながら鼻の頭を指で掻いて照れくさそうに言った。
この仕草…懐かしい。
ジュンが照れる時によくやっていた仕草だった。
「覚えてるか?」と聞かれて、あたしは、あの時のジュンの照れた顔を思い出してクスッと笑いながら「覚えてるよ」と呟いた。
ジュンは、あたし達がよく行っていたショップでバイトしていて。
何度かショップで会う度に、いつの間にか爽やかでカッコいいジュンに憧れていたんだ。