カラダから始まる恋ってありますか?
第5章 未来へ…。
裕介さんの夢
【裕介side】
「ただいまぁ…」
もう少しで日付が変わってしまう頃
ようやく仕事を終えて帰ってきた俺を
「おかえりぃ」
と、愛美の優しい笑顔が迎えてくれた。
この笑顔を見ると、それまでの疲れがどこかに消えてなくなるのだから
愛美の存在は、やはり大きいな。
「ただいまぁ」と、愛美を抱きしめた。
「ご飯、すぐ準備するね」
「ありがとう」
ネクタイを緩めながら、キッチンで食事の準備をする愛美の後ろ姿を見つめた。