カラダから始まる恋ってありますか?
「愛美が、したいようにしなよ。それが一番いいからさ」
“あたしは、どんな時も愛美の味方だよ”
そう言って笑った由実の力強い言葉が嬉しかった。
「うん。ありがとう」
この日の夜、久しぶりに夜中まで飲んで笑った。
飲みすぎて、先に寝てしまった由実。
寝顔…可愛いな。
由実がいてくれて良かったよ。
「ありがとう」寝ている由実に呟いて眠れぬ夜を過ごしたあたしは窓から見える月を眺めた。