カラダから始まる恋ってありますか?
【裕介side】
愛美がいない休日の朝、眠れない夜が明けてボーとリビングのソファでテレビを眺めていたら
ガチャンと、静かに玄関の鍵が開くおとが響いた。
「愛美…!?」
急いで玄関に向かうと、少し驚いた表情で「裕介さん…ただいま」と微笑む愛美の姿。
「愛美!」
愛美の腕を掴んで抱きしめた。
「愛美…おかえり…」
「ただいま…裕介さん」
俺を優しく抱きしめる愛美の温もりがあたたかいよ…。