カラダから始まる恋ってありますか?

「どうぞ。中に入って」


ドアを開けて中に入るように促された。


「お邪魔します」


トクントクンと心臓は、これまで感じたことないぐらいに

高く鳴り響く。



彼の部屋の中に一歩二歩と足を踏み入れ体が完全に入った後


ゆっくりと閉められる扉。



ガチャン…と鍵が締まる音



ゆっくりと、あたしの後ろにいる彼の顔を見上げると



熱い眼差しで、あたしを見つめる彼の瞳。



そのまま、あたし達は、互いに顔を近づけ


瞳を閉じて…




唇を重ねた…。






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