カラダから始まる恋ってありますか?

重なる心

【裕介side】



「お願い…あたしを抱いて…」



彼女の言葉で、完全に思考回路は崩壊し


理性なんて言葉は一瞬にして消え去った。



“彼女の全てが欲しい”



その想いだけが、俺の心を支配して


荒々しく、彼女の服を脱がせ始めた。

唇を重ねながら、彼女の服のボタンを外しスカートのファスナーを下ろした。


ストンと床に落ちたスカートの音


プチン…とブラのフォックが外れる音が、静かな部屋に響いた時…



「待って…ここでは…」


彼女の息が上がり掠れた声が、彼女の胸の膨らみに触れた指を止めた。


「ここじゃ…イヤ…ベットが…いい…」


「そっか…ごめん…」


危うく、冷たいフローリングの床に彼女を押し倒そうとしていた。


どこまで俺の理性は飛んでしまったんだ?




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