reverse【完】
次の日
エミは出社してきた
そして、朝一で俺のデスクまで来て
「しばらく会うの止めます。でも…勘違いしないで下さいね。別れたいわけではないので」
そう小さく早口で言うと
自分のデスクに戻って行った
会わなくていい…
ということは、早く家に帰れるということ
それを、単純に喜んでいた俺は
世界一大バカ野郎かもしれない
エミが何を考え
美咲がどんな思いでいたか…
あの時エミが言ったように
俺は自分が可愛いだけだったのかもしれない
疲れた美咲を助けようと
最近遊んでやれなかったチビ達との時間を作ろうと
なるべく定時近くで上がれるように仕事に集中した。『家族があってこそ、仕事が頑張れるんだ』と、物分かりのいい上司のお陰で、チビ達が寝る前に帰れるようになった
ジャレてくるチビ達
それを笑顔で眺めてる美咲
やっぱり俺の癒される場所は
ココなんだと、実感した
ただ一つ…
美咲は『夜中に起きるようになったから』と、チビ達と寝るようになった
『俺も一緒に寝る』と言ったが
いびきがウルサイという理由で、許可が下りなかった
ダブルベッドに一人…
家族に満たされていた俺は、美咲を抱きたかった
うまい具合に毎回かわされる夜のお誘い
今考えれば、拒否されるのも当然の事だろう…
エミは出社してきた
そして、朝一で俺のデスクまで来て
「しばらく会うの止めます。でも…勘違いしないで下さいね。別れたいわけではないので」
そう小さく早口で言うと
自分のデスクに戻って行った
会わなくていい…
ということは、早く家に帰れるということ
それを、単純に喜んでいた俺は
世界一大バカ野郎かもしれない
エミが何を考え
美咲がどんな思いでいたか…
あの時エミが言ったように
俺は自分が可愛いだけだったのかもしれない
疲れた美咲を助けようと
最近遊んでやれなかったチビ達との時間を作ろうと
なるべく定時近くで上がれるように仕事に集中した。『家族があってこそ、仕事が頑張れるんだ』と、物分かりのいい上司のお陰で、チビ達が寝る前に帰れるようになった
ジャレてくるチビ達
それを笑顔で眺めてる美咲
やっぱり俺の癒される場所は
ココなんだと、実感した
ただ一つ…
美咲は『夜中に起きるようになったから』と、チビ達と寝るようになった
『俺も一緒に寝る』と言ったが
いびきがウルサイという理由で、許可が下りなかった
ダブルベッドに一人…
家族に満たされていた俺は、美咲を抱きたかった
うまい具合に毎回かわされる夜のお誘い
今考えれば、拒否されるのも当然の事だろう…