reverse【完】
――――――――
――――――
――――
――
当たり前に朝が来て
当たり前に会社に向かった
出社したエミを
誰もいない会議室に呼び出して
もうこんなの止めると伝えた
「……奥さんと何かありましたか?」
分かっているはずなのに
「………」
「……約束破ったからですか?」
そう悟っているはずのエミ
でも、だからじゃない
「悔しかったんです。私は…課長が欲しかった。」
そんなことは、どうでもいい
「約束破ってすみません…」
エミの気持ちなんて
俺には考えることは出来ない
目の前で泣くエミ
俺にはどうしようも出来ない
「俺には…美咲しかいらないから」
「……はい」
俯き涙を流すエミ
俺は会議室を出ようと
ドアに手をかけた…
「……もう一つ」
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当たり前に朝が来て
当たり前に会社に向かった
出社したエミを
誰もいない会議室に呼び出して
もうこんなの止めると伝えた
「……奥さんと何かありましたか?」
分かっているはずなのに
「………」
「……約束破ったからですか?」
そう悟っているはずのエミ
でも、だからじゃない
「悔しかったんです。私は…課長が欲しかった。」
そんなことは、どうでもいい
「約束破ってすみません…」
エミの気持ちなんて
俺には考えることは出来ない
目の前で泣くエミ
俺にはどうしようも出来ない
「俺には…美咲しかいらないから」
「……はい」
俯き涙を流すエミ
俺は会議室を出ようと
ドアに手をかけた…
「……もう一つ」