イタズラな運命。








「大翔って、杏菜ちゃんには優しいな?」




昼休み。


杏は栞は先生に呼ばれてるから俺はケンと校庭でジュースを飲みながら杏たちを待っていた。




「…そうか?」



「無自覚かよ~。杏菜ちゃんが好きすぎて分かんないのか?自分の行動が…」



「…わかんねーよ」



「……そうですか」



ケンは青く雲一つない空を見上げて、呟いた。




そのケンの横顔は何故か切なそうだった。




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