イタズラな運命。
「……よしっ!大翔バスケしようぜ」
「なんだよ?急に」
「いいーから。やろうぜ、バスケ!」
ケンは俺の腕を引っ張って校庭にあるバスケットコートに連れ込む。
「じゃあ…スリーポイントシュート対決な?3回挑戦して、多く入ったほうが勝ちだからな!」
「おぅ!負けた方はジュース奢れよ」
そんな約束を交わして、まずはケンが投げる。
一回目………
「くそっ!外れたぁ」
「バーカ。力(りき)みすぎなんだよ」