イタズラな運命。
俺はボールを持つと、柔らかく手首を曲げてボールをシュートに向けて投げる。
「…やっぱ、すげぇーな。大翔は……」
「バスケの経験差が違うからな」
3回ともシュートが入り、1回しか入らなかったケンは負けて俺の勝ち。
「……でも大翔とバスケしてると、最高に楽しい!!」
満面の笑みを浮かべ、ケンの背には太陽があり、眩しいぐらいにケンが凛々しかった。
「……俺も、ケンとバスケしてると楽しい」