イタズラな運命。
まぁ……俺もこの方がいいけどな。
ケンとは一生ダチでいたいし……。
すると下駄の音が聞こえて。
「ごめんね!遅くなってっ…」
焦って用意した様子の息遣いをしている。
「杏菜ちゃん、可愛いじゃんっ」
「でしょ!まぁー杏菜は元々可愛いけどね」
「…もぉ…やめてよ…///」
ちょっと、待て……。
俺の目の前にいるのは…杏なのか?
ピンクの浴衣に髪を団子にしてメイクもしている……。
去年より更に可愛くなってんじゃねーか。