〜LOVE*スピリット〜
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「…セーフっ…………」
ぜーぜーと肩で息をしながら校門をくぐる。
くぐったところで思わず足を止めた。
手を膝について、呼吸を整える。
頑張って走ったため、予想よりも早く着いた。
「これぐらいで、息上がってんのか。
もう年だなぁーお前も。」
息一つ乱さず、涼しいそうな顔の颯悸。
心底ムカつくッ………!!!!
「ほっといてよ!!」
だいぶ息が整って、学校の中へと歩き出した。
…腹立つこと言うけど。
こうやって
あたしを待っててくれる所とかは優しいんだよね…
なんて事を考えながら、教室へ向かった。